2023年8月20日(日)、夏らしい快晴の中、今年も藤沢ジュニアオーケストラは無事に演奏会を終えることができました。会場に直接足を運んでくださった皆様、また配信を視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
こちらの投稿では、第41回定期演奏会のプログラムについて振り返ってみたいと思います。

E. フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲

ホルンの美しい旋律から始まるこの曲、実は2020年の定期演奏会で披露する予定だった1曲です。コロナの影響でホールで演奏できなかった悔しさを、ようやく今年果たすことができました。

ちなみに、団員による手作りの立て看板はご覧いただけたでしょうか?今年のテーマはヘンゼルとグレーテルに象徴される「おかしの家」をテーマに、ポップな看板を作り上げました。
看板づくりもおつかれさまでした!

L. アンダーソン ピアノ協奏曲ハ長調(ソロ 野添美香)

今回のソリストである美香さんは、藤沢ジュニアのよき理解者でありコーチであり伴走者。今年は特に、音楽面でも運営面でもたくさん支えられた一年だったと感じます。

これまでの活動ではサポート役にまわっていただくことのほうが多かったですが、今回の本番は一味異なり、オーケストラと共に美香さんも主役。フルオーケストラとスタインウェイのピアノで、美香さんの “秘めたるパワー” が炸裂した演奏になりました。いち奏者としても、パワフルなオーケストラと芯のある美香さんの演奏とを同時に楽しむことができ、幸せな20分間でした!

P.I. チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調 作品64

前回の投稿では2曲目の「ピアノ協奏曲」をプログラムの目玉の一つ、とご紹介しましたが、言わずもがな、こちらも挑戦的なプログラムでした。難しかった~~!(笑)

藤沢ジュニアでは現在、団員大・大・大募集中!ということもあり、この曲に限らずなかなかフルオーケストラ全員そろって練習することはできません。時には楽器を置いてスコアリーディングや楽典的な学習もしながら、一生懸命フルオーケストラの音楽をイメージして練習を重ね、藤沢ジュニアの演奏の「核」を作っていきます。

本番が近づくと、たくさんのエキストラの方に集まっていただくことになりますが、それまでの練習で作り上げた「核」を団員それぞれがしっかり持っておくことで、一丸となって「藤沢ジュニアの」音楽を作り上げることができるのです。

たった一回の本番の、一瞬のハーモニーの中でも一体感が生まれる。その楽しさを感じられた演奏になったのではないかと思います。

最年少は小学生というメンバー構成の中、半年間よく頑張りました!!定期演奏会を終えて卒業のメンバーもいたり、新しいメンバーも増えたり、ここから心機一転のスタートとなりそうです。

来年の定期演奏会に向けてスキルアップしていきましょう!

長くなりましたが本日はここまで。引き続きよろしくお願いいたします!

(文責:くらりねっと吹き)